ビールやお酒が好きなのに、「痛風と診断されて仕方なく焼酎やウイスキーなどの蒸留酒ばかり飲むようになった」とか、「尿酸値が気になるから、できるだけプリン体の入っている食材は食べないようにしている」といった方は多いです。
しかし、プリン体の入っている物を避けようと思っても、焼き鳥や白子、カツオ出汁など、プリン体は美味しい食べ物に多く含まれていますので、我慢するのも大変ですよね。
そこで、プリン体の吸収を抑える作用が期待される、乳酸菌pa-3の効果について紹介したいと思います。
長年に渡って「痛風・高尿酸血症」を研究している東京女子医科大学の山中教授によると、暑い夏は特に痛風が起きやすい季節だと言う。
その理由は
1) 夏はビールの消費が増えることでプリン体の摂取が増える
2) アルコールの作用で尿酸を体外に排泄する量が減少する
3) 汗をかいて脱水になり、尿酸の濃度が高まる
という事だそうです。
そこで山中教授がプリン体の摂取を制限する以外に、食事療法で対処できないかと研究した中で候補に挙がったのが乳酸菌です。
数千種類に及ぶ乳酸菌株から研究の末に選別されたのが「乳酸菌pa-3株」という乳酸菌です。
この乳酸菌pa-3株はプリン体を体内に吸収しにくい形に分解し、更には乳酸菌自身の中にプリン体を取り込んでしまうという性質があることが分かりました。
実際に山中教授の研究で、尿酸値の高い被験者及び痛風の治療を受けている患者に、この乳酸菌を配合したヨーグルトを食べ続けてもらった結果、血清尿酸値を下げる効果が確認されています。
山中教授は「薬ほどの効果は期待できないが、食事療法による痛風治療を行っている人がこの乳酸菌を摂取することは、治療の効果を高めるのに有効ではないかと思う」といった見解を示しました。
また、痛風・高尿酸血症における食事療法の第一人者である、帝京大学薬学部の金子希代子教授も、痛風の予防には
1) 食事療法
2) 飲酒を控える
3) 適度な運動
の3点が重要であり、特に飲酒に関しては週に2日の休肝日を設けることが必要としています。
これまでも尿酸値を下げる食材としては「ビタミンC」「乳製品」「ポリフェノール」などが知られていましたが、今回発見された乳酸菌pa-3株は食事中のプリン体の吸収量を低減させる乳酸菌として作用します。
これは、プリン体を「分解」「取り込み」「自らの栄養として活用」することによって、結果的に食事から摂取したプリン体の量を減少させることになるという事です。
もちろん、乳酸菌pa-3を摂取したからと言って、プリン体を多く含む食材をガンガン食べても良いわけではありません。
あくまでも、痛風予防はプリン体の摂取を控えることが基本ですから、日ごろの食習慣や飲酒などに気を付けなければいけません。
しかし、あまり食事や飲酒を制限することは、逆にストレスになることにもつながりますから、できるだけストレスを感じることなく痛風予防する新たなサポート食品として、乳酸菌pa-3株に期待が高まっています。
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